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つよポタミア

自転車関係の雑記帳です。65kg

家庭におけるロードバイクに起因するトラブル

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端的に言えば、カネと時間の配分に何らかの不公平感が生じた時、トラブルになる。以下のQ1からQ9のような問答が想定される。

 

【カネ編】

 Q1「その自転車やホイールは買う必要があるの?」

プロでもないくせに速く快適に走る道具が必要なのか、という妻の疑問をまず感じなければならない。夫の趣味に対する支出よりも、子どもの教育費の方が遙かに重要である。おそらく将来的な我が国の1人あたりGDPという経済的な観点からも、妻の資源配分の方が正しい。

 

機材を買うことが多くの家庭にとって、1円の利益にもならないことを理解する必要がある(都ロードクラスAで入賞できる人を除く)。その上で何かを買う場合には、買ったことをバレないようにする、買ったとしても実際の価格の10分の1で申告する等の工夫が必要である。

 

妻の傾向として自分や他人のメイクには敏感だが、夫の機材にはそれほど敏感ではない。パワーメーターや、今までのホイールと似たものであれば、気付かれないことが多い。ただしウェアはすぐにバレる。

 

なお、財布を完全に同一にしてしまっている場合は、よほどの資産や収入がない限りご愁傷様となる。

 

 

Q2「またAmazonから何か届いているんだけど?」

自分の服やメイク用品を我慢しているのに、夫が自分の好きなものを買っていることに我慢ならないという気持ちの表れである(妻の倹約意識にもよるが)。

 

Amazonであればコンビニ留めにしておく、海外発送であれば実家等に送るなどの対処が考えられる。買ったことがわからなければ、そもそも不公平感は発生しない。

 

安全に乗るためには、消耗品を定期的に交換しなければならないことを強調するという手もある。そして交換をケチった場合のリスクを大げさに伝える(買ったものが安全性とは全く関係のないパーツであったとしても)。

 

ちなみに、妻の化粧品や家族で使うシャンプー等を同一の箱に入れて発送してもらうと、それほど不公平感が生じない。

 

 

Q3「そのサプリ高いんじゃないの?」

Q2と似ているが、安くはないであろうサプリメントを何のために摂るのか、という妻の率直な疑問がある。期待される効用や効能をその場で明快に答えられなければならない。ただし、妻が医薬品等に詳しい場合には通用しない。逆にサプリの危険性を説かれて、極力減らすように指導される場合がある。

 

海外通販等で見た目が怪しい大きなものが届いた時には、量が多いものを買うことでグラム単価を少しでも安く抑えている、という言い訳をするしかない。

 

【時間編】

Q4「休日の朝から私ばっかり家事・育児をやっているんだけど、あんたは何をやっているのよ!」

 

家事労働比率の不公平さに加え、妻が自分の時間を取れないことの不満や、夫だけ何かを楽しんでいる事に対する妬みと怒りが読み取れる。まず平謝りし、妻の気持ちを理解しつつ、帰宅後の家事労働を積極的に行う等の姿勢が必要である。

 

また帰宅時間が明確でないことに対するイライラが含まれている場合がある。事前またはライド中に、想定帰宅時刻より30分遅い時刻を伝える方法がある。チーム練が思いのほか長くなりそうな場合には、途中でためらいなく帰ることも必要だ。

 

午前のみの練習でも脚を使い切るような走りをすると、午後の買い物や子どもとの遊びに支障をきたす。それがさらに妻の不満を増幅させる。補給食を十分に用意し、帰宅寸前でもきちんと補給する。帰宅後は早めに炭水化物等を摂取し、軽めのマッサージを行うことで、速やかなリカバリーを心がける。

 

練習ルート上の評判がいいパン屋やケーキ屋をチェックしておき、美味しいもので不公平感を緩和するという手段もある。妻に予定が入った時にそちらを優先させるのは、言うまでもない。

 

 

Q5「子どもの具合が悪いのですが、貴方は何をやっているのでしょうか?」

 

Q4の不満に加え、子どもの容態より趣味に気持ちが向いている夫が信じられない、という妻の憤怒や侮蔑の感情を認識することが重要である。

 

まず子どもの具合が悪いかどうかを知っていたかが論点となる。発熱は? あれば平熱との差は? 朝の様子はどうだったか?(妻と子どもが寝ている早朝という前提で) 持病の症状なのかそうでないのか?

 

だが練習に行ってしまったという事実が変わることはないため、まず平謝りする。その後のマシンガン口撃にも落ち着いて対処することが肝要である。真剣に話を聞きながら聞き流すという高度な技術が求められるかもしれない。「傾聴受容共感、傾聴受容共感・・・」と頭の中で念仏のように唱えて凌ぐ。この時に白目を剥いてはいけない。

 

持病の場合は特に神経質になるため、今後のロングを控えめにする決断も時には必要である。土日休みの場合、土日のどちらかを早起きライドにすれば、少なくともフィジカルは維持可能である。ローラーでも何でもいいからとにかく週1回は乗るようにする。自転車が好きならば絶対にめげてはいけない。

 

 

Q6「そんなに練習にしてどうするの? プロでもないくせに」

 

何の利益にもならない活動を熱心に続ける夫がバカにしか見えない、という妻の軽蔑や嫌悪あるいは諦観を認識することが重要である。「その努力を仕事に向けたらどうなの?」と二言目には飛んでくるかもしれない。これは自転車に限った話ではない。類似表現として「何を目指しているの?」「マジでキモいんだけど?」が挙げられる。

 

返答として「面白いから」「限界に挑みたい」とシンプルに理由を述べると、意外にも納得してもらえる場合がある。呆れられるというべきか。「自分はバカなんですよ」「脳みそがスプロケでできています」という自覚も合わせて述べると効果的である。

 

健康にメリットがあることを述べる場合には、トレーニングによる最大酸素摂取量の向上で糖代謝が高くなるため、糖尿病などの生活習慣病の予防になる。それは健康寿命の増進、ひいては生涯所得の増加をもたらす可能性があるため、人生トータルでみれば経済的メリットが生じうる、等の言い訳が考えられる。熟年離婚しなければの話だが。

 

 

Q7「落車しちゃったの? 何かあったらどうするの? もう乗らないで」

 

本当に夫の身を案じている場合もあるが、妻自身の生活ベースが崩れるという不安が前提となっていることを理解する必要がある。落車王になると、身体的な要因よりも家庭的な要因で自転車生活終了となる可能性がある。

 

長期入院保障や生命保険をある程度かけていれば、短期的には金銭の心配をする必要はそこまでないはずである。しかし論点はそこではない(そこかもしれないが)。落車で健康を大きく損なった場合、妻的にはロングタームでの家庭のあるべき姿が崩れるという不安感がある。

 

落車というのは確率的に誰にでも起こることなので、確率を低くする努力をするしかない。技術の不足なのか、状況判断が甘かったのか、アドレナリンが出すぎていたのか、ペーシングが誤っていたのか、位置取りが悪かったのか、危険予知が甘かったのか、機材に不備があったのか、ふと気が抜けた時なのか、とても運が悪かったのか、などなど。

 

考えられる理由はあるはずなので、なぜ落車が起こったのかを妻に話しながら、自己解決していくという手法もある。そしてそれを改善し、可能な限り落車はしないという約束めいた発言を通して、妻の不安感を極力減少させる努力が必要である。心の底では反省していなくても、とても反省をしているポーズを取ろう。

 

これは環境に依存してしまうことだが、走りに関してアドバイスをくれる経験者は貴重である(おそらく妻ではない)。私も含め自分が下手であることになかなか気付けない。下手であるという自覚すらないかもしれない。フィジカルの強さとスキルの有無は別である。レース系のイベントはぶっつけ本番でも何とかなると言えばなるが、場合によっては落車した、あるいは落車を間近で目撃したなどで怖くなり、イベントとはそれっきりになるかもしれない。

 

エンデューロだと、たまにドラゴンのように蛇行するトレインに遭遇してしまうことがある。実業団ですら下位集団ではローテが回らないなんてことも。だからといって終始1人で走るのは意味がない(トライアスロン系を除く)。経験上、先頭集団の方が列車に安定感がある。速い人で落車が少ない人はフィジカル以上に脳が違う。

 

集団走行技術を必要とするイベントに参加する場合には、真っ直ぐに走るスキルやローテーション、側方感覚をある程度身に付けてからの方が安全かつ速く走れる。他のスポーツもそうだろうが、スキル系の動作は始めは経験者に教わるのが最も効率が良い。

 

 

Q8「自転車ばかり乗ってないで子どもと遊んだら?」

 

Q4と似ているが、お前が父親としてすべきことは趣味ではないだろうという批判、そして子どもの健全な成長を思っての発言であるため、対処が難しい。自転車は悪である、という妻の感情が含まれている場合もある。だから「自転車仲間に誘われたから」「チーム練を仕切っているから」というのは言い訳にならない。むしろ火に油を注ぐことになる。悪なのだから。

 

子どもが寝ている時間に練習するというのは基本だろう。応用編として、自転車で通過するスポットに子どもを連れて行くという方法がある(ドライブ等で)。サイクリングの途中で見つけた公園や峠を子どもが気に入る場合がある。

 

例えば、子どもの口から「ヤビツ峠行きたい」と発言されたとする。すると不思議なもので「ヤビツ峠=自転車=悪」という妻の認識が少し変化する。子どもにとっても面白い場所なのかしらと脳が誤作動を起こすのか、ちょっとしたことで「自転車は悪」が緩和されることがある。

 

 

【番外編】

Q9「前を走っている自転車が邪魔なんだけど?」

妻が車を運転している状況での発言である。「追い越せないのはあなたの運転が下手だから」などという事実を決して言ってはいけない

 

【まとめ】

・30万のロードバイクよりも30万の教育費

・ゾンダからシャマルはバレない

・GP4000SII、コラーゲン入りパック、パンパースは同一配送で

VAAMの真価が発揮されるのは帰宅してから

・止まないアタックはない

・自転車脳の夫はキモ泉くんである

・落車をしてもポキ泉くんにならない

・ヤビツ峠は悪である

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