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つよポタミア

自転車関係の雑記帳(マラソン記事もよく読まれているよ)

セオフェス4時間ソロ(2016)

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出所:袖ヶ浦フォレストレースウェイ公式サイトより抜粋。水たまりと落車等の痕跡(×印)を筆者加筆。

 

4時間2分, 35.7km/h, TSS288, 178W (NP213W), 87rpm, 159/180拍, 2579J (W'292kJ), 45%, 48:52, ダ率9.2%, 6-14℃

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前日のフットサル練でインステップキックを重点的に行ったところ、左股関節の外側がやや張ってしまった。自転車にはあまり影響はなかった。

 

5:15出発、5:50幸浦、6:50袖森着。道中はカフェイン控えめにする。体重はいつもと同じなら62kgのはず。林道を歩いてピットに到着。朝は2℃と寒く、メッシュインナー、UA長袖、半袖ジャージと3枚重ねをする。7:40から3周試走し、4コーナーと9コーナーの雪解け水(?)を確認。これは荒れるなと思う。晴れ予報だったのでミシュランパワーを履かせようかと思っていたが、4000Sのままで正解だった。

  

混雑するトイレを終えて8:15頃ピットに並ぶ。この時前方から数十mほど後ろ。整列時には前方から10-15列目くらいで、今日は先頭集団で何周できるかな、とこの時は安易に考えていた。

 

0時間目

スタートの号砲でスタッフカーが出発しない珍事が起こる。仕切り直しでスタートし、左端からの上がりを試みるが、位置取りが上手くいかない。「左行きま〜す」とパスはするものの先頭はまだまだ遠い。

 

加減速が厳し目で、これはまずいと思いつつ2周目へ突入。すると4コーナー手前で落車が発生しておりスローダウン。位置取りに失敗したこともあり、ここでレース終了となる。特に気落ちすることもなく、即トレーニングレースに移行する。この日は風向き等から見ても、右側の方が上がりやすかったのではと後で思う。

 

1時間目

様々なクラスの選手と混じりながら小集団でクルーズする。集団の傾向としては、登りで頑張りすぎ、下りで踏まなすぎる感がある。そのため2コーナーで前に出て、4コーナー後の登り返しでズルズル下がり、パワー変動を抑える。また「らくしゃぁ〜」「ボトルゥ〜」「まえぇ〜」「ィダリイキャース」などの発声練習を行う。

 

個人的には4コーナーよりも9コーナーのクリップ付近の水たまりが鬼門で、やはり序盤は何回か落車が起きていた。ここでペダルを回しながら良いラインでコーナリングする選手を見かけたので、なんちゃって写輪眼でコピーを試みる。それでも9コーナーは最後まで怖かったけど。

 

2時間目

2時間ソロの選手が抜けて、コース上はゆとりができる。先頭集団が中休みでペースが落ち着いていたため、記念に先頭ローテを何回か行う。誰かの飛び出しで一瞬にして集団のペースが上がり、既に脚が売り切れかけている私は瞬殺される。以後、1周のNPが200Wを下回ることが増える。

 

下ハンでの踏み付けペダリング大腿四頭筋を使いすぎたせいか、普段は痛くならない腰の後ろ(大腰筋?)に強い疲労感を覚える。練習していないことをすると大体こうなる。

 

この辺から自然と脚の合う(あるいは脚が残っていない選手同士で)協調し始める。が、疲れてくるとちょっとした踏み方の違いやテクニックの差が顕著になり、いとも簡単に集団が分断される。なるほど瀕死の状態ではグルペットの形成もままならない。

 

3時間目

先頭集団にパスされるのは何回目だろうか。と思ったら5・6・7コーナー後のストレートにて先頭集団が落車。そんなところで落車が起こるのかと驚く。レースは何が起こるかわからない。ペースが落ちてからは腰の後ろの痛みが引いてきたが、四頭筋がやや吊りそうである。

 

残り30分くらいで灰色のジャージを着た大柄な選手が一人逃げており、いい感じで下りを踏んでいる。独走力の塊みたいな走りだ。4コーナーを無理に攻めるわけでもなく、登り返しでわずかに抑えめという調子から、単独巡航モードに入っている様子。追走集団がなかなか来ないので不思議に思った。どうやら単独逃げの選手が優勝したようだ。

 

ラスト1周だけ出力を上げ、ほぼ脚を使い切ってゴール。4時間パワーは更新したので、トレーニングとしてはかなり効いたはず。補給が若干足りない気がした。右膝や腰背部に疲労が残ったが、状態は悪くない。早いところ自転車のダメージを回復させて、フットサルに移行しよう。

 

【補給】

細いスポーツようかん*2、ミニようかん*1、SOYJOY*2、ウィダー系200kcal、スポーツドリンク700ml(500mlのボトルには手をつけず)

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ヤビツ詣で[7]

4時間51分, 123km, TSS241, 134W (NP178W), 80rpm, 136拍, 2338J (W'22kJ), 47%, 48:52, 9-22℃

 

ある宇宙生物江ノ島に出現したのだが、実は江ノ電の警笛を母親の声と勘違いしたためであった、という想像の斜め上をいく20年前のウルトラマンを視聴した。20年前も江ノ島周辺は渋滞していたのかと、妙なところに感心した。

 

まだ朝の7時だというのに鎌倉−江ノ島間は既に渋滞している。江ノ島の横から富士山が綺麗に見えていた。この風景の希少性が渋滞の一因であることは理解できる。しかし自分視点からすると、江ノ島周辺は車・バイク・歩行者が多いという三重苦の区間でしかない。

 

最近L3領域での練習を増やしていることもあり、過去の最速VPを呼び出して競争した。一定ペースで走ると、結果的にヤビツ往復が速くなるためである。ごく一部の区間で自然発生的な先頭交代が起こる。秦野周辺でも富士山がくっきり見えた。

 

デイリー:39分42秒, 211W (NP219W), 77rpm, 163/172拍, 52.5%, 50:50, ダ率: 8.5%

 

できるだけ楽に速く走ろうとする場合の上限が210~220W(FTP85~88%)なのだろう。わずかではあるが、左の出力が右のそれを上回るのはおそらく初めて。最近サッカーのタッチトレーニングを左脚多めで行っているせいだろうか。

 

ヤビツを登っている時に、ウェットな路面に加え、ベチャッとした杉の枝葉や落ち葉が確認されたため、下りは相当危ないと判断する。よって峠でトイレタイムを取ってからの下りはかなり遅め。ヤビツ峠でゴーストより6分先行していたのだが、名古木に下り終えた時には1分差に詰められる。1年前はどんな下り方をしていたのか。

 

追い風で200W超えない程度に回していると、花水川橋までに再び4分差となる。ゴーストはR134に出てから速かった覚えがあるので、ここから極力200W以上でエアロに回していく。わずかに前方からの横風で速度の乗りが良く、信号の接続が良かったかもしれない。

 

巡航中の思考の余裕度と観察力を高めるため、追い抜いていく車両ナンバーの地名とひらがなを読み取る。「横浜 わ レンタカーか」「三重 な なにぃ〜」「春日井 どこだぁ〜」といった感じ。

 

車の尻ばかり見てるとロードサイドからの飛び出し等を見落とすので、視野を広く保つ。同程度の脚力の人と出会うこともなく、江ノ島をすり抜ける。海はサーファーで賑わっている。ゴーストとは5分差。しかし彼はこの辺からギアを上げたはず。

 

箱根駅伝と同じでリードしている側がリスクを犯す必要はあまりない。脚を残しながら走ると、結果として平均速度が上がり後続と差を広げることがある。ゴーストより6分速くヤビツを往復しつつ、少し脚が残った。新たなゴーストの誕生である。

ヤビツ詣で[6]

5時間53分, 128km, TSS234, 109W (NP159W), 77rpm, 122拍, 2314J (W'13kJ), 45%, 45:55

 

晴れ、朝17℃、ヤビツ17℃、最高27℃、サーファーイモ洗い度70%、北・東の風。

 

気分はすでに来年に向けてのベーストレーニング期なので、LSDとテンポでじっくり走る。週末にデッドリフトとロニー・コールマンばりのウォーキングランジ(駐車場とかではない)を行ったせいでハム痛が残っていた。

 

名古木:46分08秒, 209W (NP211W), 77rpm, 157/169拍, 53.5%, 46:54, ダ率: 5.4%

 

お日柄もよくサイクリストが大勢湧いていた。蓑毛直登でオーバーペースな人やそうでない人が直感的にわかるようになってきたのは、気のせいだろうか。

 

220Wで回そうとするも、思ったより負荷を掛けられずに峠へ。一定のペースで登れたのでまあいいか。

 

ヤビツ峠の小屋隣で秦野青年会議所が自転車のマナーアップキャンペーンというのを行っており、サイクルシティ構想に基づいたものであるとの説明を受けた。修善寺に勝るとも劣らないヤビツサーキット構想があれば嬉しいのだが。

 

ヤビツ下りは久しぶりなので、ペダル荷重と後ろ荷重に気を付け、立ち読みした宮澤さんの本にあるブレーキングを意識した。言い換えれば、いつも雑に下っていたことになる。自転車だけでなく車やバイクの交通量も多かった。

 

R134の渋滞はそこそこだが、向かい風基調でスピードは全体的に遅め。Aベーカリーで売り切れていないパンを購入し帰宅。左でのペダリングを意識していたせいか、左アキレス腱が若干痛くなった。

替え玉事件にみるFTPあるいはVo2maxに対する加齢の影響

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朝テレビを見ていたら、距離20.8km標高差1313mの「まえばし赤城山ヒルクライム」で60代の部に10代の選手が替え玉出走し、年代別で優勝したというニュースが報じられていた。タイムは1時間11分22秒で、2位に3分11秒の差を付けたとのことである。

 

モラルはともかくとして、10代の上位選手と60代の上位選手の有酸素能力の差はいかほどなのか。年を取れば運動能力が低下するのは普通である。では加齢に伴って何がどれくらいの割合で低下するのだろうか。

 

FTPがVo2max(最大酸素摂取量)パワー以上にはなりえない。言い換えると、60分全力パワーが5分全力パワーを上回ることはない。

 

竹島ら(1989)によると、 アマチュアランナー40歳代から70歳代の男性40名を調査したところ、1年につきVo2maxが0.74ml/kg/min低下するとしている。

 

また信州大学のサイトによれば、アスリートの25歳時Vo2maxが約70ml/kg/分、75歳時で約42ml/kg/分であることから、1年につき0.56ml/kg/分のVo2maxが低下することになる。いずれも文献の年代が古いことから、Vo2maxと加齢の研究はやり尽くされている感はある。

 

富士ヒル上位選手の推定Vo2maxにみる加齢の影響

なぜ上位選手かというと、上位2%(あるいは各年代別のTOP10)の選手は、フィジカル(≒FTP)を上限値近くまで開発できている可能性が高い。そのためVo2maxを推計する上で好ましい。

 

2016年のMt.富士ヒルクライムのリザルトから、各年代別の上位選手のVo2maxを推定した。一般男性の基準値は鈴木(2009)のデータに基づく。

 

図1 年代別上位選手の推定平均Vo2maxにみる加齢の影響 

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出所:筆者作成。n=170

 

年代別上位選手の散布図は以下になる。各年代別の平均年齢を25、32、37、42、47、55、65、75歳としている。

 

図2 年代別上位選手の推定Vo2max分布 

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出所:筆者作成。n=170

 

y= -0.42x + 80.34

 

上は回帰式である。推計方法は下部に記載する。間接に次ぐ間接法で、恣意的な変数がいくつもあり、特に推定FTPから推定Vo2maxを求めるところがかなりいい加減である(そして何より根拠に欠ける)。直感ではVo2maxはやや上ブレしていると思う。

 

決定係数(R^2)は0.76と当てはまりが良く、Vo2maxと年齢は明らかに関係がある。当たり前だが。

 

yはVo2maxで、xは年齢である。つまり25歳から75歳までの間で、1歳ごとにVo2maxが0.42ml/kg/分低下することがわかる。ただし、年齢を区切ってみるとVo2maxの減少割合が異なってきそうだ。30歳過ぎからVo2maxが減少するとして、どのくらいの割合で減少するのか。

 

図3 30代上位から40代後半上位の推定Vo2max分布

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出所:筆者作成。n=94

 

y=  -0.28x + 75.26

 

決定係数(R^2)は0.41とやや当てはまりが悪いが、減少傾向にはある。1年当たりのVo2maxの減少は0.28ml/kg/分なので、50歳まではそれほど大きく減少しないことがわかる。では50歳以降はどうなのか。

 

図4 40代後半上位から60代上位の推定Vo2max分布

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出所:筆者作成。n=64

 

y=  -0.37x + 79.35

 

決定係数(R^2)は0.54とまずまず当てはまる。50代あたりから減少傾向が大きくなるようだ。どんなに優れたクライマーでも加齢の影響を免れることは不可避である。と言うと身も蓋もないので、トレーニングによって体力の衰えを抑制できると言うべきか。

 

加齢によるVo2maxの低下要因

淵ら(1989)によると、最大酸素摂取量の低下要因は最大心拍数と1回拍出量の減少であることを明らかにしている。

 

複数の先行研究ではアスリートレベルの人は、モチベーションの低下やそれに伴う練習量の減少など、加齢以外の要因があることを指摘している。また有酸素系の選手は筋トレをあまりしないことも、Vo2max減少の一因になるかもしれないという記述をみかけた(どの論文かは忘れてしまった)。

 

パワーウェイトレシオ(60分PWR)でみた場合

限界近くまで鍛えられた選手の場合、天井(Vo2max)が下がってくればFTPも当然下がる。以下にデータを示す。

 

25-75歳上位の減少幅:1年で0.04W、10年で0.4W/kg、50年で2.0W/kg

 

30代上位から40代後半上位の減少幅:1年で0.022W/kg、10年で0.2W/kg

40代後半上位から60代上位の減少幅:1年で0.028W/kg、10年で0.3W/kg

 

年齢層など サンプル(全体→抽出数) タイム 推定FTP(58kg) 推定PWR(60分) 推定PWR(5分) 推定Vo2max(ml/kg/分)
12-18 96→10 1:07:16 256 4.44 5.22 63.4
19-29 961→19 1:04:04 273 4.72 5.55 66.9
30-34 957→19 1:04:34 270 4.67 5.49 66.3
35-39 1008→20 1:05:34 264 4.58 5.39 65.2
40-44 1419→28 1:07:02 257 4.46 5.24 63.6
45-49 1334→27 1:08:20 251 4.35 5.12 62.3
50-59 1326→27 1:11:41 235 4.10 4.82 59.1
60-69 208→10 1:15:32 220 3.84 4.52 55.8
70- 23→10 1:42:47 153 2.72 3.20 41.6
主催者選抜 53→10 59:10 304 5.24 6.17 73.6

表1 各年代別富士ヒル上位2%または10名の推計値一覧(2016)

出所:筆者作成。n=180。データは上位選手の平均値を示している。

 

60分PWRは20代の4.72W/kgをピークに70代で2.72W/kgまで低下する。10代と70代のサンプルの元が小さいのが気になるが、70代に関して言えば、完走できること自体がフィジカルエリートであり、尊敬の念すら覚える。

 

主催者選抜はさすがという感じだが、パワーがやや上ブレしている気がする。主催者選抜の上位層はJPT選手と同等かそれ以上の登坂力を有していることから、推定Vo2maxは非現実的な数字ではない。一流ロード選手のVo2maxは75ml/kg/分と言われている(じてトレより)。

 

仮に10代上位選手が40代前半の部に出ても、必ずしも優勝できるわけではない。データ的には10代と40代前半は同等の登坂性能を有している。ただし、10代上位と60代上位を比較すると、その差は小さくない。前者の60分PWRが4.44W/kg、後者が3.84W/kgと出た。つまり、平均でみると60代上位は10代上位の約85%の有酸素能力であることがわかる。

 

結論

替え玉の10代選手は、加齢による影響を考慮して、60代の部において全力の85%以下のパワーで登れば優勝しなかった可能性が高く、今回の騒ぎには至らなかった。

  

参考文献

竹島(1989)「中高年ランナーの最大酸素摂取量と乳酸性閾値−加齢に伴う変化

信州大学サイト「加齢、性差、環境の影響

鈴木(2009)「日本人の健康関連体力指標最大酸素摂取量基準域および望ましいレベル

淵(1986)「長距離ランナーの最大酸素摂取量の加齢変化

じてトレ「パワー・メーターを使ったVo2maxの推定方法

じてトレ「Vo2maxは全身持久力を表すとても重要な指標

 

推計方法

60分PWRまでは「Mt.富士ヒルクライムヒルクライム偏差値」とほぼ同様の求め方をしている。

 

違う点は、ヒルクライム計算においてクライマーを想定して体重を58kg、バイク+装備重量を6kgにした。やや軽すぎかもしれない。もう1点はCdA(空気抵抗係数)を所与の0.4から0.33に減らしている。これは上位選手はドラフティングの影響が少なくないためである。0.33という変数が正しいかどうかは検証しようがないのが難点。

 

Vo2maxパワーはFTPから推定している。パワープロフィールの表では60分PWR4.5W/kgの行だと5分PWRが5.4W/kgとなる。この時5分PWRの約83%が60分PWRとなる。またじてトレによると鍛えられた選手はこれが80-90%に達するとの記述があり、一律にVo2maxパワーに占めるFTPの割合を85%と仮定した。これも根拠に乏しいのだが。

 

加えて、Vo2maxパワーとFTPの割合は個人差があるため、一定の変数を用いることは適切でない。なお、Vo2maxを求める係数はじてトレに引用されている数字を用いている。

 

ところで、竹島らの報告で面白いと思ったのは、トレーニング継続年数より、ランナーとしてトレーニングを始めた年齢とVo2maxの大きさに相関があるという結果である。同様の見解が『自転車競技のためのフィロソフィー』にも記載されている。

 

より若い時期からVo2maxという器を大きくしておくことの重要性が示唆されている。鉄は熱いうちに打て。でもおじさんは若い時にはもう戻れないのである。

 

 

坂リピート

富士チャレでは首周りがやや張ったくらいでダメージは少なかった。しかし運動会の綱引きで左膝をやられる。パワー系競技は明らかに向いていない。痛みや違和感がなくなった週明けから練習を再開。

 

富士チャレと同様の機材で行ったが、路面がドライの時だけpower competiotionは使える。ハブの回りが良くなったのかもしれないが、Pro4と比較すると転がりが良い。実際に以下の実験サイトで非常に良い数値が検出されている(ただしグリップ力は評価指標にない)。

 

Road Bike Tires Rollong Resistance

 

短めの坂でTTをしようと思ったがサドルが高く感じたので、日没後に坂リピする。心拍計を忘れた。300Wを目標値とし、3〜6分のレストで行った。

 

表 4:48, 300W, 83rpm

裏 5:02, 294W, 83rpm

表 4:34, 319W, 88rpm

裏 5:10, 284W, 79rpm

 

学生の集団が同様のコースでタイム測定をしている。3本目の直前に3人パックが出発したので、10秒後に後を追ってみる。1人のみパスし、ゴール付近でチェッカーフラッグ的に手を振られる。人違いに気付いたようで謝られる。

 

ああいう練習が続けられるとすぐに速くなるだろう。才能の違いは当然あるとして、環境の違いも選手としての成長速度を大きく左右すると思われる。どんなに才能のある選手でも、例えば青ヶ島村で速くなるのは難しい。

 

左右の脚が独立して回っているような時が感覚的に良い。4本目で垂れたので終了。次は5分5倍5分レスト5本を目標としよう。

 

富士チャレンジ(2016)ソロ200km

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秋分の日、お台場ではポケモントレーナーが大集合したらしいが、雨の富士スピードウェイでロシアン落車ルーレットを楽しむ選手達も大概である。

 

出走まで

4:20出発、吉牛とセブンで補給し、6:30頃FSWに到着する。DNSが多いのか割とピットに近いところに駐車できた。この雨模様では6時間前後で完走できれば御の字だろう。

 

荷物運びや受付で7:30になったので、雨の中を試走する。第1コーナーのエスケープゾーンで初心者講習を行っていた。30人くらいだろうか。前回コースアウトしたそでがうらエンデューロのことがあるので、コース外の状況も観察した。

 

あまり選手が走っていないのをいいことに、わざと縁石に乗り上げたり、立ち止まって縁石の手触りを確かめたりした(本当はしてはいけない)。縁石はボコボコ波打っており、硬くざらざらしていた。また縁石の真横にトラップのような窪んだ排水溝が確認された。

 

タイヤは1回しか雨天走行してないミシュランPower Competition(前7.0後7.5)。ボトル2本を含め車重は10kgぐらい。今日の雨コーデはオイルを塗り塗りして体幹の保温を重視。薄手のアームカバーとシューズカバー、サイクルキャップも着ける。

 

スタートが10:00と時間があるので、コーヒーやスポドリを1Lほど摂取する。身体を温める程度にローラーを回し、9:40頃に並び集団の真ん中に位置する。

 

1-10周目

ブレーキの大合唱で、周囲の選手は丁寧に走っていた。数周もするとバラけてきたので、脚のありそうな選手に付き位置気味で走る。逆バンクの第1コーナーは鬼門で「また第1コーナーで落車です」のアナウンスが聞こえる。

 

第1コーナーを曲がっている最中に軽くトルクをかけたら、リアがズルっといった。安全マージンが15%あると思ったら5%もないことに気が付いたので、タイヤ感覚を修正する。以後、ビビリながらバイクを立てて曲がる。

 

Power Competitionはウェットの市街地走行ではあまり滑る感覚はなかったのだが、レーススピードとなると接地感に欠ける。これ雨だとダメなやつか。良くも悪くもPro4SCとは完全に別物。

 

第1コーナーでは、リアに荷重を移しつつブレーキをふわりとかけ、アウト側をスローカーブのような軌道で曲がる。この時ハンドル右側を少しだけ押し込む。こんなライン取りしている選手は他にいないぞ。すると下りで回すため余計な脚を使う。

 

下り後の左コーナーがまた怖いので、脚を止めるまたは最小限のトルクで、カットボールのように小さく切れる軌道で曲がる。間違ってもシュート回転にはしない。たまたまコース外スタッフが、遅めの選手に声掛けしていたので助かった。

 

途中で先頭集団に付いていったが、あまりにも速いので1周で降りる。走行中にサイコンを見る余裕はなく、後で確認すると6:40、NP247と普通じゃない強度であった。先頭集団での展開はFTP300弱ないと厳しいだろうな。入りは7:30前後のペースで平均時速が36km/hである。

 

11-20周目

膀胱が膨れていく感覚と共に、レース前のコーヒーが脳裏をよぎる。12周目で早速ピットインし尿意から解放される。ピットレーンに出たところでヘルメットを着け忘れていることに気づき、慌てて戻る。最悪死ぬところだった。

 

アトリエ列車に乗車させてもらい7:30ペースを刻む。すると再び尿意に襲われる。尿カテ入れて走りたいと本気で思った。20周目でピットインし、今度はヘルメットを着用したまま膀胱を空にする。後2回は行くのだろうかと思うとテンション下がる。

 

21-30周目

当てにしていた竹芝列車が全く見当たらない。代わりに脚の合う7-8名の集団で走る。データを見返すと7:30-7:50と順調にペースを刻んでいた。先程とは違うアトリエの選手がとりわけ脚があるようで半ば機関車化していた。集団の構成員に大きな変動はなく、淡々と列車は進んでいく。ようかんやカロリーメイトを消化し、終盤に備える。

 

31-40周目

集団に1人元気な選手がおり、知り合いがいるのか時々コミュニケーションを取っている。30数周目だろうか。休憩から復帰してきてより元気になったのか、ホームストレートで「20秒間隔で回していこう!」の音頭が取られる。この時、私は5、6番目だった。

 

直後の第1コーナーで、その選手が先頭でインからやや突っ込み気味に入る。バイクが傾いて横倒しになる。2番目の選手が巻き込まれ連鎖的に落車。瞬間、蜘蛛の子を散らすように回避行動へと移る。と同時にコース外にいるスタッフから笛が鳴らされる。

 

倒された2番目の選手がアウト側にスライドしてくる。無意識にブレーキングは危険と判断したのか、そのまま直進してコースアウト。思ったよりエスケープゾーンは広く、斜めに下りながら後方をチラ見する。

 

後続は来ていなかったので、勢いのままに縁石を乗り越えコースに復帰。この間5-10秒。なぜかマリオカートを思い出した。集団は5名に減る。皮肉にも、先程とはまるで別の生き物のようにスムーズに列車が回り始める。

 

その後集団は離合集散を繰り返し、気が付いたら一人旅に。完全に垂れたのでフォルジーク山梨の6時間半列車に2周ほど避難。フォルジーク列車は5人でシェルターを作り、平地と下りで速く、登りでゆっくりとお手本のような走りをしていた。数十人の大所帯も納得である。

 

41-44周目

少し速い列車に乗り継ぎ、脚を使い切る。前を走る選手がかなり消耗した様子だったが、気合いで踏み倒す漢っぷりにサムズアップ。

 

再び雨が激しくなり、曇り止めを塗ったはずのメガネ兼グラサンが曇りまくる。重要なのは前を見て真っ直ぐに走り、周りの誰も信じないことだ。一番信用できないのは自分のタイヤなんだけど。まばらになったコースで直線だけ踏み、後はセーフティに。保険で1周多めに走りブロンズタオルを入手する。

 

帰宅後、同居の親族にレースの様子を報告すると「そこに集まる人達はバカなの? 税金の無駄遣いでしょ(救急車の出動などが)」と言われ、返す言葉がなかった。自身の機材リスクに関してはもちろん報告していない。

 

走行データ(保険の周回含む)

6時間8分、201km、149W(NP196)、85rpm、148/179bpm、ダンシング率6.4%、16.6℃、3277kJ(W'252kJ)、TSS369

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ペダリングに関しては考える余地もなかったので、これが本来のペダリング。やはり脱力が不十分か。

 

 

ダンシングをしたらめちゃくちゃ筋肉痛になった

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出所:『サイクリング解剖学』

 

最近は虚弱体質が改善されてきたと思っていたが、まだまだ貧弱なようだ。

 

金曜日に、短時間高強度に順応するため1分走を5セット行った。うち3回はブラケットを握ってのダンシング、1回はシッティング、残り1回は半々となる。頑張っても平均パワーは430-470Wと体重の7倍程度しか出ないが、レストは10分で実施した。

 

練習直後は大腿四頭筋にかなりの刺激が入った感覚があり、膝が痛くなるかもしれないと思った。これを行う数日前にゆっくり目のダンシングで重心を中央に持ってくるよう意識付けていた。

 

土曜日、予定していなかったロングに出かけることになった。懸念された膝痛はない。ところがキッチンの下にあるものを取ろうとしたときに、背中にピシっと痛みが走った。これ以上痛くなるようだったら、途中で引き返してこようと思ったが、自転車にまたがると痛みはどこかへ行ってしまう。結局150km走り、特に身体の変調はなく帰宅した。

 

日曜日、全身がだるかったが前日のロングから考えれば不思議ではない。体幹がいつもよりダメージを受けていることに気づく。ただ、プランクやサイドプランクを試しに少しだけ行ってみたところ、痛みが増強するわけではない。

 

月曜日、目が覚めたら脇腹に激痛が走っている。何だこれは。寝返りを打とうとするが打てない。寝返りを打つために手足を振り子のようにして身体を回転させる。それでも痛い。腹圧をかけ、痛みに耐えながら回転する。というか腹圧をかけると差し込むような痛みに襲われる。

 

朝食を作るためにキッチンの下に手を伸ばし、腰を曲げるとまたしても脇腹に激痛が。「ぐぇぇ〜」とカエルのような声を出しながら身体を起こす。痛みで身体が麻痺するような感覚を覚える。不自然に直立した姿勢で痛みに耐えていると、ボルタレンが出てきた。自転車関係の痛みで漢方以外の薬を飲むのは初めてかもしれない。もはや生活に支障をきたしているレベルなので、迷わず1錠を摂取する。効果は6時間。その間に回復してくれることを願う。

 

これはおそらく腹斜筋の損傷によるものだろう。以前に錦織選手が脇腹の肉離れを起こしたことがあったが、これは確かにテニスどころではない。

 

1分走の全力ダンシングという慣れない動作でまず脇腹がやられたと思われる。そこに追い打ちをかけるようなロングである。デッドリフトやスクワットで脚や背中の筋力は増加したが、腹部がおろそかになっていた可能性がある。フォームの改善(?)で身体の捻られ具合が変化したのも一因かもしれない。