Stages Power購入
パワーキャルからStages Powerに乗り換えるまでさほど時間はかからなかったことを前回のエントリに記した。→「パワーキャルと心拍数ドリフト」
パワーメーターの1つであるStages Powerの購入にあたり情報収集をしたところ、DC Rainmaker氏が「Stages Power Meter In-Depth Review Update(2013年6月)」で長所と短所を次のように指摘している。
長所
・ かなり安価
・ 取り付け簡単
・ クランクの互換性に優れる
・ ケイデンス計測での加速度センサーの出来良し
・ ユーザーによるCR2032の電池交換可
・ 自動で温度補正あり
・ 軽い(20g)
短所
・ 単に左足のパワーが2倍される計測方法である
・ 左右の力配分差がパワー全体にかなり影響する恐れ(DC氏にはみられず)
・ エンドユーザー向けの校正サービスなし(上級者向け)
・ ロトールやカーボンクランクでは使えない
長所(あるいは短所)に付け加えることがあるとするなら、目立たない、になるだろうか。
DC氏のレビューによると、初期型より温度補正が改善されて良くなっているらしい。電池入れのフタから水が侵入する可能性が指摘されているので、赤いOリングを軽くグリスアップする。ショップで左クランクの交換をお願いして、ものの数分で取り付け完了。キャリブレーションもいたって簡単で、6時の方向に左クランクを向けて、ガーミンの校正ボタンを押して数秒でOKが出る。
アップデータされているファームウェアをiPhone経由でStages Powerに落とせるので、更新してみる。Stages Powerアプリをインストールし、数分で更新完了。
実走すると、加速で一瞬200-300Wになり、軽く回している時に100Wを切るので、校正は大丈夫だろう。パワーキャルみたいに500Wになったり、数値があっちこっち変動したりすることがあまりない。調子に乗って坂で踏むと300Wにはなる。新しいオモチャを手に入れた子供がするような行動を一通り行った。
出力に応じたパワーが出されて、数値がカッチリとしたものになった感覚がある。ローラーにて一定負荷で回すとやはり出力は安定したものになり、数値がより信頼のおけるものになった。
Stages PowerでFTPを測定したところ、負荷有りローラー台20分で225W (×0.95=213W) 5分全力で263Wと出た。パワーキャルより10W〜20W低く出るようだ。→「Stagesとパワーキャルの比較」