ランの負荷であるTRIMPを疑似TSSにする
ランも始めたがバイクのTSSはどうしようかということの1つの解決法を示す。パワメ解析ソフトにTSSを手動入力できることが前提となる。
ランの負荷を数値で計りたい場合には、心拍ベースの何かになる。その何かとはTRIMPなのだが、TSSと必ずしも近似値ではない(近似値の場合もある)。スイムに関しても心拍が計ることができれば負荷を計上できる。
TRIMPはTSSの代わりとしてパーフェクトではないにしても、何も管理しないよりはベターだろう。
参考にしたサイトは、TRIMP - Fellrnr.com, Running tipsである。TRIMPとは、TRainingIMPulseの頭文字を取ったものとある。
ExponentialのTRIMPが当てはまりが良さそうな気がするので、以下にその計算手順を示す。
表1.TRIMP簡易計算(excel)
"あなたのTRIMP" = "第1項" × "第2項" × "第3項"となる。
表1の赤い行は予め入力しておくところである。これらの数字をセルに入力する。
eは数学的に重要な定数らしくYahoo!知恵袋に解説があるが、私は全く理解出来なかった。
表1の青い行には自分の数字を入れる。上ではfellrnr.comの数字をそのまま使用している。
"第1項" =B6
→時間(分)
"第2項" =(E6-D6)/(C6-D6)
→(平均心拍数-安静時心拍数)÷(最大心拍数-安静時心拍数)
"第3項" =E3*D3^(B3*(E6-D6)/(C6-D6))
→0.64e^y(詳細は上記サイトを参照)
結果的に"あなたのTRIMP"が"31.8"(四捨五入で32)になればTRIMP簡易計算のフォーマットは完成である。
あとはパワーメーター解析ソフトにTSSとして入力すれば、ATLやCTLがもっともらしい感じになる。
ところで、坂を駆け下りたりハイキングで山下りを行う時に、心拍計が頻繁にずり下がるのが気になる場合は、心拍計をブラ化する必要がある。
ゴムひもを手芸用品コーナーで買って縫い付けるだけだ。ゴムひもを後ろでクロスさせるとより確実に固定できる。
ここでブラ型心拍計の姿を見られた時において、周囲から気持ち悪いと言われる(思われる)ことと確実にTRIMPで数値管理できることのトレードオフがある。しかしこれを読んでいる時点でどちらを選択するかは既に明白だろう。
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